BC開店の弁



2017年に向けて 「フランス語を読み哲学を語る会」 を構想しております。この度、会の名前を「ベルクソン・カフェ」とすることに致しました。二十世紀フランス哲学の中に概念の確立を中心とするものと生命の哲学を目指す二つの流れがあるという見方があります。わたしが哲学に入る切っ掛けになったのは、後者の哲学があることを知ったことでした。という個人的な背景もあり、この流れの源にあるとされるベルクソンの名前をこのカフェに付けることに致しました。

名前はベルクソン・カフェとしましたが、必ずしもベルクソンを読むということではなく、この流れの哲学を読んでいきたいという意味であります。具体的にどのようなものを読んでいくのかはこれからの問題になります。一つの方向性として、次のようなことを考えています。これも個人的な興味になりますが、一つの柱として自然があり、もう一つの柱として精神の世界があります。この二つの柱を中心に、考える切っ掛けを与えてくれるような作品を読んでいきたいと思っています。現在のところ、カフェのオープンは春と秋の二回だけですぐにこの両者をカバーすることは難しいと思われますが、長い目で見ていきたいと考えています。

50代半ばからフランス語を始め、59歳で哲学に入ったカフェのマスターとしては、参加者とともに学ぶという姿勢でこのカフェの運営に当たりたいと考えています。興味をお持ちの方の来店をお待ちしております。なお、ご質問などがありましたら、自己紹介欄のアドレスまでご連絡いただければ幸いです。

ご理解、ご協力、よろしくお願いいたします。


(2016年11月28日)





Aucun commentaire:

Enregistrer un commentaire